スコープホルダー(我々の武器)

 独立型日帰り手術室の運営においては、人材・物資・施設などに制限があり、限られた資源を有効に活用することが望まれます.経営面からは外科医を雇用することは当初困難であり、腹腔鏡手術のスコピストは看護師などが担当することが多いと思われます.

 スコピストの担い手が最初から十分な手技を習得しているわけではなく、また、腹腔鏡下ヘルニア手術、我々のクリニックではTAPPのスコープ操作は比較的難易度が高いことから、スコピストの身体にはストレスが及びます.特に斜視鏡の扱いは初心者には困難です.

 またスコピストの手技が不十分な期間は術者の身体的・心身的なストレスも増加すると考え、スコープホルダーを導入しました.

 スコープホルダーは非常に高価で本体が大きなものが多いのですが、今回導入したシステムJP社のロックアームFXは他と比較して安価で操作性・機能性に優れ、今ではなくてはならない唯一無二の存在です.フレシキブルな蛇腹型アームは術者の邪魔にならない位置に素早く固定され、解除・移動がとてもスムーズです.

 スコープホルダー設置などのために手術時間は当初延長したが、操作法はラーニングカーブを描き、スコピストが器械出し業務も併行して実施することで術者・スコピスト・助手としての手術が実現できます.

特に、独立型日帰り手術では人員の確保が困難であり、スコープホルダーの導入は有用です.

(2021.05.15)

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