速報!!

2021年版 鼠径部ヘルニア分類(新 JHS 分類)

●新鼠径部ヘルニア分類は、国際分類[European Hernia Society (EHS)分類]に準じた新たな分類となる。

●ヘルニア門の大きさは術中診断とし、成人の一横指=1.5cm として測定する。

●L= lateral, M= medial, F= femoral とする。

L 型:間接(外)鼠径ヘルニア 下腹壁動静脈の外側で、内鼠径輪から脱出するヘルニア

L1 型:間接(外)鼠径ヘルニア(軽度):ヘルニア門が 1.5cm 未満、または、人差し指 の先端で一横指未満
 L2 型:間接(外)鼠径ヘルニア(中等度):ヘルニア門が 1.5cm 以上 3cm 未満、または、 一横指以上二横指未満
 L3 型:間接(外)鼠径ヘルニア(高度):ヘルニア門が 3cm 以上、または、二横指以上

M 型:直接(内)鼠径ヘルニア 下腹壁動静脈の内側で、鼠径管後壁から脱出するヘルニア M1 型:直接(内)鼠径ヘルニア(軽度):ヘルニア門が 1.5cm 未満、または、人差し指 の先端で一横指未満
M2 型:直接(内)鼠径ヘルニア(中等度):ヘルニア門が 1.5cm 以上 3cm 未満、または、 一横指以上二横指未満
M3 型:直接(内)鼠径ヘルニア(高度):ヘルニア門が 3cm 以上、または、二横指以上

F 型:大腿ヘルニア 大腿輪から脱出するヘルニア
F1 型:大腿ヘルニア(軽度):ヘルニア門が 1.5cm 未満、または、人差し指の先端で一 横指未満
F2 型:大腿ヘルニア(中等度):ヘルニア門が 1.5cm 以上 3cm 未満、または、一横指以 上二横指未満
F3 型:大腿ヘルニア(高度):ヘルニア門が 3cm 以上、または、二横指以上

併存型:L 型、M 型、F 型のうち、2 つ以上のヘルニアが併存した場合

 併存するヘルニアを L1~3 型、M1~3 型、F1~3 型の中から選択する

特殊型:L 型、M 型、F 型に属さない鼠径部に発生する特殊なヘルニア

補足説明:

*鼠径部ヘルニアと同時に他の腹壁ヘルニアが存在した場合は、併存型とはせずに鼠径部 ヘルニアのみで分類を行う。

具体例

1) L2 型間接(外)鼠径ヘルニアと閉鎖孔ヘルニアの合併例

→L2 型に分類する
2) M3 型直接(内)鼠径ヘルニアと F-1 型大腿ヘルニアの合併例

→併存型に分類する

*  インターパリエタルヘルニアは、特殊型とする。

*  内膀胱上(窩)ヘルニアは鼠径部ヘルニア分類には含まない。

*  Spiegel ヘルニアは、鼠径部ヘルニア分類に含まない。

*  閉鎖孔ヘルニアは、鼠径部ヘルニア分類に含まない。

*  スポーツヘルニアは、鼠径部ヘルニア分類に含まない。

*  ヘルニア類似病変があり、かつ、ヘルニア囊を認める場合は、ヘルニア囊の部位によりL 型、M 型、F 型の鼠径部ヘルニアを分類する。

*  ヘルニア類似病変を摘出後にヘルニア門を認める場合でも、L 型、M 型、F 型とはしない

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