『姑息』という とても大事な言葉

姑息(こそく)の意味 「姑息」とは「その場しのぎ」「一時しのぎ」という言葉の意味

これだけではなんとなくイメージの悪い言葉な気がしますよね

ただし、外科学 や 緩和医療の中ではとても大事な言葉なのです

末期胃がんの患者では、がんを取り除く手術でなく、がんによる摂食障害やその他の症状を緩和する目的で手術が行われることがあります。

これを「姑息手術」といい、姑息手術には、胃がんによって食べ物が通らなくなった際に、食べ物の“通り道”を作るバイパス手術や、緊急的に胃を摘出して消化管を再建する手術(姑息的胃切除)など、症状に応じた方法が存在します。

以下、ガイドライン寄りの抜粋

非治癒手術

 治癒が望めない症例に対して行う手術で,その目的から緩和手術と減量手術に分けられる。

1)緩和手術(姑息手術:palliative surgery)
 治癒切除不能症例における出血狭窄などの切迫症状を改善するために行う手術で,Stage Ⅳ症例に対する日常診療としての選択肢の一つである。腫瘍による狭窄や持続する出血に対し,安全に胃切除が行える場合は姑息的胃切除が行われるが,切除が困難または危険な場合には胃空腸吻合術などのバイパス手術が行われる。バイパス手術では,単純な胃空腸吻合術よりも,胃を体部で部分的にあるいは完全に切離して癌病巣を空置する空置的胃空腸吻合術のほうがQOLなどの治療成績が良好との報告がある。

2)減量手術(reduction surgery)
 これを行わないことが強く推奨される

ときに、劇的なQOLの改善を認めることがあります

もう食事は食べられないと制限され、中心静脈栄養に頼る最期までを思い描いていた方が、緩和外科医のお陰で食事することができるようになった症例を経験しました

患者さん、そのご家族、私も大変感謝しております

もし可能であれば、日帰り手術での緩和手術を計画したいと考えております

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